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混迷の時代を迎える惑星アースト。だが、傑出した一人の偉丈夫、マーダルの手によって地底に眠る機甲兵は甦り、その強大な力を手にしたマーダルによりアースト統一は間近に迫っていた。 最後まで反抗する“鳥一族”討伐のため遠征したマーダル軍の野営地では、明日の決戦を控え酒宴が執り行われていた。 その場に集うのは孤児として拾われ、育てられた第一王子ハイ・シャルタット、第二王子ジョルディ。居並ぶ一同の前に突如不吉な幻影が現れる。それはマーダルを刺し貫く第一王子ハイ・シャルタット凶行だった。 不可解な出来事から一夜明け、“鳥一族”の谷に進撃するハイ率いるマーダル軍。戦いを前にして、一族の長オテビは、自らの命と引き換えにマーダルの軍門に下ることを告げる。しかし、一族の力を恐れ、無抵抗のオテビを殺し谷へと攻撃を掛けるハイは、脱出する一族を皆殺しにせんと追撃を掛ける。だがジョルディは血に飢えたかのようなハイの蛮行を止める。脱出した“鳥一族”追討をマーダルに進言するハイ。しかしマーダルは、アースト制覇の報を各地に告げることを命じ、ジョルディと共に、王女チュルルの待つ城への帰途につく。その道中、ハイは再び自らの凶行の幻影を見る。 帰城を果たしたハイを迎え、アースト制覇の祝宴をあげる城内。だが、ハイはあの忌まわしい幻影を払いきれないでいた。そして、祝宴の場を離れたハイは三度幻影を見てしまう。己を惑わす邪悪な波動の存在に気付いたハイは、その根源となる“邪神兵の館”へと向う。禁断の館を守るマーダル子飼いの兵を殺し、塔内に入ったハイが見たものは、おぞましい姿をした“邪神兵”。邪悪な波動に取り込まれたハイの刃は駆けつけたマーダルを貫き、異変に気づいたジョルディが見たものは、息絶えた父王マーダルと狂気に満ちた兄の姿だった。
砲撃を物ともせずに立ち塞がる機甲兵をなぎ倒し、邪神兵と対峙するガリアンだが、挑みかかるハイの邪神兵の力を前にして劣勢を強いられる。だがハイは、佇立するガリアンの中にジョルディの姿を見た。構えたガリアンの剣に天の稲妻が迸る。反撃に転じ、雷を帯びた剣を振り下ろすガリアン。だが剣は砕け、邪神兵の勝利が決まったかに見えたその時、砕け散った剣の無数の破片が邪神兵を貫く。満身創痍の邪神兵に止めの一撃を加えるガリアンの前に崩れ落ちる邪神兵。 ガリアンによって打ち砕かれた機甲兵は爆発し、無数の炎の柱が天へと伸びる。全ては無に帰した……。 生まれたままの姿で荒野に横たわるジョルディとチュルル。立ち上がった二人を新たな時代の光が祝福するかのように包み込んだ。 ![]() | ||
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